ビブグルマン
ある時、おじさんに事件が起きる。
学校を出るために500万借金をつくったお兄さん(現おじさん)が、家計のやりくりに四苦八苦していたところ転職して年収が300万ほど上がった。
筋トレと電車で行くキャンプ、読書以外で大して興味がなかったおじさん(元お兄さん)である。将来を考えていた彼女がいたものの、転職したこの会社は労働時間が長すぎて続けらんねえと速攻で気が付く。そうしておじさんは転職活動に励む。
転職活動といえば資格の勉強と振ってもらった勉強である。おじさんが資格の勉強と並行して過重な労働によりあぶく銭を手にして何をするかというと、彼女とのデート代と資格の予備校代以外は、家で酒を飲むくらいであった。おじさんはあぶく銭を舶来のいいビールに変えた。うまい、なんてうまいんだ。
しかし、いい酒を飲んでいい気持になった結果、風呂場の壁で額を割る事件が起きる。おじさんは湯船のヘリが高すぎて足の甲をへりにひっかけたのです。
引くほど整形外科で額を縫っておじさんは気が付く。
これはだめだ。不健全である。
おじさん、というかおれはそこから飯に金を投下するのであった。
うまい飯はいい。ドーパミンがたくさん出る。わかりやすいではないか。脳汁ドドパドパですね。
しかし、おじさんはこれまで西友でアジを買ってさばいてたたきにしてストゼロを飲んで満足してきた男である。お店はわからん。よさげなお店を抽出できる優れたフィルタリングが必要だ。
そうしてうなっていたところたまたま出会った言葉が「ビブグルマン」であった。
「ビブグルマン」。ミシュランのコスパいい部門のお店に与えられる称号である。当時、錦糸町に住んでいた自分は、うまい店に行こうと思いお店を調べるときに開くのが食べログであった。食べログで3.5以上の店は錦糸町にはたくさんある。
でもね、そんじょそこらのお店に比べてビブグルマンは引くほどうまいんですよ。うまい、(そんなに高くないという意味で)やすい、間違いない。
そうしておじさんはデートの成功率を爆上げしつつQOLの向上を図るのでした。
えーっと、うまくまとめられませんでしたが、マッチングアプリやってるおじさんは、速攻でミシュランのウェブ会員になってクッソ安いビブグルマンのお店に女の子をデートに連れて行けばいいと思います。
「ふがふが、、、わいはごはんがすきでね、、、ここのお店がミシュランにぺろぺろ認定されているでやんすよ、、、げへへへ、、、、youとね、youと一緒においしいものをね、、、食べたかったでんで予約したんでごんす」とでも言っておけばいいと思います。
ぜひ会員になって行ってみてください。貧乏性で恐縮ですが、ピザがコスパいいんでおすすめです。
げへへへ、、、コスパが、、、いいんでごんす、、、!