34歳からはじめる自由帳

あれが好きななにかについて言葉にするブログだわんわん。チャームポイントは誤時脱字。

バーベル

 筋トレが好きだ。基本は週5回、1日あたり2時間近くジムにいる。筋トレをするとストレスが無くなる。仕事終わりに限界まで追い込むことで、今日も一日生ききったという感慨を感じられる。ただし、追い込みすぎるとダウナーな感じになり性欲を喪失してしまう。そういうテンションで文章を書いているためインドの青鬼よりいろいろ落ち着いてます。

 

 きつくても1セットみっちりやることでその都度充実感が得られる。いつのまにか筋トレが日々の習慣になり、少しずつ負荷の総量を増やしはじめる。栄養補給とか名目を付けてもぐもぐ毎日食べてたら1年で筋肉が8kg脂肪が3kg増えてガチムチ体型になってました。

 

 筋トレに関心を持ったきっかけは毎年恒例の学生時代の友人らとの忘年会だった。マッチ棒のようだった男が、1年ぶりに再開したらエグいくらいでかくなっていた。そんなビジュアルの変化を目の当たりにすると、不思議なことに身体を使ってふざけてるんですか?としか聞けない。もちろん笑う。座席の対面に座ったせいでマッチョが常に視野に入る。他人の会話に集中できない。おい、斉藤和義より細かったやんけ。ちょくちょく彼、というかマッチョは自分のおっぱい触ってるし。

 

 忘年会では当然そのマッチョの身体がたびたび話題になるんだけど、マッチョは最終的に筋トレはいいぞしか言わない。判を押したようなマッチョになりやがって。でも何度も繰り返し薦められると、ええ、そんなにいいのかい?という気持ちになる。そうしてその場で二人がジムへの入会を決めた。一人はおれだった。

 

 当時、職場のサイコパス上司との人間関係からくるストレスの解消手段を探していたのでちょうどよかった。近所に大浴場付きジムがみつかり、ここに決めた。身体を動かしてみると筋トレは実に自分にしっくりきた。これは向いているかも知れない。最初はマシンを使っていたがそのうちバーベルにも手を出した。フリーウェイトの多関節運動がいいらしい。とはいえその後サイコに精神的に殺されたので、筋トレをするとうつ病にはならないとかは嘘です。

 

 うつ病で病休中にマッチョにゴールドジムに誘われ、リハビリを兼ねて合同トレをした。マッチョ界には合同トレっていうものがあるんですよ。マッチョは当日までおれがうつ病で病休中だとは知らなかったのだけど、うつ病患者が思いのほか重量を挙げるのを見てこいつは本当は躁病だと思ったらしい。

 

 なんだかマッチョに会いたくなってきた。近いうちにまた合同トレしよう。

 

 ところでこの記事は明日からジムがコロナ対応で閉鎖されることにより生じた憤りを文章にしたものです。