34歳からはじめる自由帳

あれが好きななにかについて言葉にするブログだわんわん。チャームポイントは誤時脱字。

『伝説の教師』

 伝説の教師っていうドラマが20年前に放送されていた。それが今でも忘れられない。いわゆる学園モノで焦点を教師にあてた作品で、今でもすごい好き。なんでいい歳こいて好きなのかを考えてみた。

 

 まず、話の中心にいるのは松本人志なんだけど、彼のキャラクターのある部分が、ああわかる、こういうところは俺にもあったと思えた。それは、「常識」という言葉が嫌い。あと、言っちゃだめだけど、それを言っちゃあおしまいよ的な本当のことを、みんなが悩んでる場面で言いたくなっちゃう。ていうかすげえ撚てるよね。そういうところに共感していた。そのくせ変なとこで熱いっていう。なんで自分がまとものど真ん中にいる職場で働いているのかわからん。

 

 2つ目。音楽がいい。音楽がいいんです。EDがTHE HIGH-LOWSの『青春』。格好いいよね。『青春』は今でもすごく好きでCMで聞くとすごく嬉しくなれる。あんなにわかりやすいようでわかりにくいけどぐっとくる、記憶を掘り起こされ今の心が揺さぶられる曲はないと思う。職場の初めての飲み会の二次会で、副社長もいるのに『青春』とユニコーンの『大迷惑』を歌ったら死ぬほどひかれた。

 

 そして最後に。『生きる』のオマージュの回がめちゃくちゃよかった。『生きる』は黒澤明の名作で、多分に影響を受けた作品だ。もう大好きすぎる映画なのです。そのオマージュ回で焦点をあてられたのが黒澤明の孫の女優で、彼女の役はもうすぐ病で死ぬ+なんかめっちゃダークな感じだった。その回でなんで生きるかみたいなやりとりが中居正広松本人志の間であった。その後の展開を含めてすごく感動的だった。

 

 たぶんね、なんのために生きてるの?「笑うため」に生きているっていうのは本当にそうだと思う。黒澤明の『生きる』も同じ問に違う返事で答えきっていた。『生きる』の答えも正解だと思う。同時に『伝説の教師』の答えも正解なんじゃないかな。

 

 あるいは、彼の台詞が正解であったと振り返られる生き方をしたいと思う。

 

 

伝説の教師 VHS セット

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生きる

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